【ファンキー通信】マジンガーZの格納庫、 製造はじめました

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 みなさん、夢持ってますか? 少年時代、実現できないような大きな夢を誰もが抱いていたはず。でも、大人になると忘れちゃうんですよね。

 しかし、ゼネコン大手の前田建設には夢を追いかける企業戦士たちがいたんです。それは「ファンタジー営業部」のメンバーたち。しかもただの夢じゃありません。

 例えば、マジンガーZの格納庫。プールがまっぷたつに割れて、マジンガーZが飛び出してくる、アレです。その格納庫を実際に造るとしたら、実現への可能性を検討する部署なのです。設計図を描いて、こんな建築資材を使って・・・、というような土木建築業者が行っている作業の工程が、ファンタジー営業部のホームページ上で一般人でも分かりやすいようにおもしろく描かれています。

 こんな夢いっぱいなことをやっているファンタジー営業部、その実態を探るべく、メンバーの一人である岩坂さんにお話を聞いてみました。

 まず、ファンタジー営業部を設立したきっかけを教えてください。

 「建設業の中身を分かりやすく、みなさんにお伝えするためにはどうしたらいいか考え続けた結果です。私が単に昔、強烈なテレビっ子で、マジンガーZの放送中ずっと立って見ていたような子供だったことも、まちがいなく要因の一つです(笑)」

 現在のメンバーはファンタジー営業部のアイデアに賛同してくれた5人。時間外の自主活動として活動しているそうです。

 「その作品で起きたことは全て実現可能にする」というのがファンタジー営業部のポリシーであり、作品をくまなくチェックすることから全てが始まります。

 「しかし、実際のところ外観や動作はもちろん、外観、色、寸法に至るまで、おそらく皆さんの印象以上にアニメの世界はアバウトなところも多いです」という、アニメならではの苦労もありつつ、今まで手がけてきた建造物は、現状の技術でほぼなんとかなっているそうだ。

 空想上の建造物を実現するため、他企業の技術者の協力を得ることもあります。やはり、誰もが夢のような企画にワクワクする心を持っているのでしょう。技術者の方は、夢の実現に立ちはだかる技術的な障壁に、果敢に立ち向います。

 ファンタジー営業部のホームページをみれば、お堅い印象の建設業へのイメージが変わるかも。マジンガーZ格納庫の建設費もわかりますよ。(文/verb)

前田建設ファンタジー営業部ホームページ
http://www.maeda.co.jp/fantasy