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「私は無実潔白だ」植草一秀氏(6)

「私は無実潔白だ」植草一秀氏(6)
都内でPJのインタビューに答える植草一秀氏(撮影:小田光康)
【PJ 2005年07月28日】− 「私は無実潔白だ」植草一秀氏(5)からの続き。


◆マスコミへの公表

─ マスコミに発表されたのはいつですか。
「結局拘留になって、12日(月曜日)にマスコミ発表がされました。『本人は全面的に認めている』というウソの発表です。これはわたしが、11日(日曜日)に全面否認したから発表したのです。なぜなら、もともと警官は犯行を認めれば罰金だけでマスコミ公表はしない、否認すればマスコミ発表と言っていましたから」

─ 警察の発表によってどうなりましたか。
「11日(日曜日)にわたしは人権侵害だと主張して全面否認したにもかかわらず、警察はわたしがすでに容疑を認めているとして発表しました。世間の人はマスコミ発表されたために、わたしが否認に転じたと思っている人が多いのですが、実際は、わたしが否認したから、警察がマスコミ発表したということです」

◆犯行の容認と否認

─ 警察側は植草さんから調書を取った段階で犯行を認めたと思っていませんか。
「取り調べの調書では『のぞこうとした』で、検察に送られた送致書では『のぞいた』という内容で違っていました。(4月)8日から10日にかけては、わたしは『のぞこうとしたという形で調書を作るのは構いません』と同意しました。それは、あの状況において交渉に応じたということで、『その方向で進めてください』という形を取りました」

─ 結果として「のぞこうとしたことを認めた」ということになりませんか。
「わたし自身はのぞこうともしていませんし、のぞいてもいません。その時点で、いろいろと提示された条件の中で、処理せざるをえなかった状況でした。わたしが犯罪事実を『認めた』ということではまったくありません。示された選択肢の中で、最も被害が軽微であると考えられるものを選択しただけです。10日(土曜日)にその話が覆されて、だまされたことに気づいて戦うことを決意したということです」

◆マスコミ報道と選択

─ 人権侵害と感じながら、98年の事件と今回について「交渉の中の選択」を選んだのはなぜですか。
「結果的に見て、98年も今回も間違ったと非常に後悔しています。ただし、短期的利益と長期的利益を考えたとき、その場の状況で選択を迫られたとき、どちらがより正しいかを問われれば、筋を通したほうがより正しいと思います。1度目にそうした選択をしなかったことが、悪い面で影響をしてしまった」

─ 正しい選択が分かっているのになぜそうしたのですか。 
「不本意ですけど、そうした選択で大きな被害がまぬかれた経験がありましたから、それが重なったわけです。外から見れば、『どうして認めてしまうのか』と問われましても。日本の風土も考えて、本当に無実を訴えて、戦う人もいますが、その犠牲も計り知れません。全然関係のない家族親族も巻き込んでしまうこともあります」

─ 逮捕されるという感じに対しての恐怖感はありましたか。
「98年の場合でも、『認めなければ逮捕だ』と言われ、いったいどこまで、どうなるのか予測がまったくつかない世界に足を踏み込んでしまうという不安と、公表されなければ認めてしまって、とりあえずそこから逃れるという気持ちは起こるものだと思います。正しい、正しくないでいえば、正しくないとわたしも思います」

─ 98年の事件後、有名になってからも、日ごろのリスク管理を怠ったのですか。
「今考えれば、非常に無防備ではあったと思います。政権批判などして圧力を受けたりしましたが、このような戦前の思想統制のようなことがまかり通るとは、まったく想定外でした。現代国家としてこのようなデッチあげ逮捕は許されないことだと思います。警察の恐喝とも言える利益誘導に応じてしまったことを今は後悔しています。人を信用しやすい自分の性格が災いしました」【続く】


◆植草一秀支援サイト
「AAA植草一秀氏を応援するブログAAA」
「植草一秀氏は無実だ:植草一秀氏情報」 (最終弁論要旨の要約を含む)

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト (PJ)コーディネーター 佐藤学【 東京都 】
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