23日午後4時35分ごろ、千葉県北西部を震源とした強い地震があり、東京都足立区で震度5強、千葉県浦安市、同県木更津市、埼玉県草加市、同県鳩ヶ谷市、神奈川県横浜市、川崎市などで震度5弱を観測した。気象庁によると、震源の深さは約73キロ、地震の規模はマグニチュード(M)6.0と推定される。

 気象庁は午後4時38分の発表で埼玉県南部、千葉県北西部、千葉県南部、神奈川県東部での震度5弱を最大とし、東京23区で震度4としていたが、午後5時2分の発表で訂正した。

 同庁によると、島嶼(とうしょ)部を除く東京都内で震度5以上の揺れが観測されたのは、92年2月2日に東京湾で発生した地震(M5.7)により千代田区大手町で震度5が観測されて以来で、13年ぶり。今回の地震は、千葉県沖で沈み込むフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界付近で起きた「逆断層型」の地震と説明している。【了】