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エネルギーや武器に世界税を

「世界文明フォーラム2005」で有識者が討論

【ライブドア・ニュース 2005年07月22日】− 東京都渋谷区のUNハウス(国連大学本部)で22日に開かれた「世界文明フォーラム2005(World Civilization Forum 2005)」の公開セッションで、世界各国の有識者らが文明の捉え方とグローバル化する世界の在り方に関し意見を述べた。

 ハーバード大学教授で同フォーラムの総合議長を務めるノーベル賞経済学者のアマルティア・セン氏(インド)は「人間を文明という小さな箱に分類するだけでは十分ではない」と話し、世界は宗教、国家、文明の連合体ではなく「個」の集まりであり、同じ国や文明の中にもいろいろな種類の人がいて、1人の人間もいろいろな要素を持つとの考えを示した。

 フランス経済協力欧州連盟会長のオリヴィエ・ジスカールデスタン氏は「国のレベルでは解決できない世界の問題があり、そういう問題の解決には共同作業が必要」と述べた上で、世界の要請に応えるためにエネルギーや武器に課税する「世界税」を提案した。

 パレスチナのアル・コドゥス大学学長のサーリ・ヌセイベ氏は「ある国が他の困った国を援助するという『公平性としての正義』の発想では問題は解決せず、全体が生き残るために一部を助けるという『調和としての正義』の発想こそ、世界に対してより強い責任感を持てる」と話した。

 小野晋也衆院議員(自民)は「人間の森文明」という文明像を紹介。自然の森の中では木々や動物、微生物などが個性を主張しながら共存しており、人間もそういう「文明」を持ちうると話した。また、小野議員は「自然界は徐々には変化するが、人間の思うようにはならない。自然との共生を考える場合、人間が歩み寄るしかない」と話した。【了】

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