【ファンキー通信】ウレシ恥ずかし、イケメンの野球拳

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 女子の皆様に朗報です。イケメンのボディが惜しげもなく見られるんですもの。どんなに直視したって変態扱いなんぞされません。だって、彼らは見られることで順位が決まるんですから。

 えっ? いったい何のことだって?

 四国四大夏祭りのひとつ「松山まつり」。より多くの集客をねらうため、イケメンたちを投入して祭りを盛り上げよう! という、なんともありがたいプロジェクトが去年スタートした。名前はその名も「イケメン連」。自薦他薦、スカウトで選ばれた本物のイケメンズだけが、入ることを許されるチーム。そのイケメン連が祭りのメインイベントでもある野球拳に、いち団体として参加するのだ。

 そもそもお座敷芸で有名な野球拳が松山発祥だって知ってました? 

 コント55号がお茶の間におもしろ可笑しく野球拳を紹介したため、私たちが持つ野球拳のイメージが定着したが、本来は音楽に合わせて踊るといった、由緒正しき伝統芸。服を脱ぐわけではない。

 イケメン連の代表でもあるNHKアナウンサー白鳥哲也さんは、赴任先の愛媛で野球拳が松山発祥であることを知り、楽しみに祭りに参加したのが去年。しかし、一部の人しか参加せず、イマイチ盛り上がりに欠けていた当時の祭りに唖然としたらしい。せっかく野球拳という有名な芸を持っているのに、なんとか若者も参加する祭りに出来ないかと考えた白鳥さんが打ち出した策が、イケメンの野球拳だった。

 「松山祭りにそっぽを向いていた若者を振り向かせる、いいきっかけになると思って。それに対象を女性にすると、男性も付いてくると思いました。女性が祭りに繰り出せば、男性はいわずもがなに後を追っかけるでしょう(笑)」と、なんとももっともなご意見。

 当日のイケメンズは腕に番号が書かれている。野球拳をしながら、商店街を練り歩く彼らを見て、一番かっこいいと思った人にその場で携帯から投票。ゴールに着いた時点でキングオブイケメンが発表され、そのイケメンに投票した人の中から抽選でプレゼントが贈られる。

 残念ながら、裸体は見れません・・・。ただ、ほとばしる汗に包まれたイケメンズの気合の入った踊りは、間違いなく目の保養になりますわ。(文/verb)