米モトローラ<6686>は17日、東京証券取引所に上場廃止を申請したと発表した。東証での取引高が少なく、上場を維持するための費用や事務的負担に対して相応しくないと判断したため。

 東証はモトローラ株を18日から監理ポスト、25日に整理ポストに割り当てる。7月22日が最終売買日になり、7月25日に上場廃止となる予定。その後、同社の上場取引所はニューヨークとシカゴの2カ所になる。

 東証に上場する外国企業は、1991年12月時点の127社をピークに減り続けている。昨年はプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やアップルコンピュータが、今年5月にはIBMとペプシコが上場を廃止している。モトローラの上場廃止で、東証に上場する外国企業はマザーズ上場の新華ファイナンス・リミテッドを含め27社に減る。【了】

■関連掲示板
モトローラ