「フューネラル・ビジネスフェア2005」で行われた生花祭壇のデモンストレーション(撮影:宗宮隆浩)

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葬祭関連の最新設備やサービスを紹介する「フューネラル・ビジネスフェア2005」(綜合ユニコム主催)が15、16日の両日、東京都大田区の東京流通センターで開かれた。

 年間死亡者数が100万人を超えるといわれる昨今、葬祭サービスは「多様化」と「簡素化」が進んでいる。同フェアは今年で9回目を迎え、そうした死に対する価値観の変化を反映したサービスを提案している。

 会場には、葬儀社や花屋など葬祭関連の103社が出展。色や棺や、最近増えつつある花で豪華に飾った生花祭壇、お線香、喪服などを扱ったブースのほか、遺体を保存する装置、香典返しなどを自動的に梱包、のし掛けする機械など、さまざまな関連商品が並んだ。

 会場プレゼンテーションコーナーでは、「セレモニー空間を花で彩る」をテーマにデザイン生花祭壇のデモンストレーションがあり、実演者がさまざまな花材で極楽をイメージしたような作品を数十分で完成させ、来場者の感嘆を誘っていた。また、別会場でも家族葬などを題材にしたシンポジウムが開かれ、盛況だった。【了】