キリンビール<2503>、ヤクルト本社<2267>、キリンビバレッジ<2595>の3社は15日、健康・機能性食品事業を中心とした事業での提携に合意したと発表した。

 提携基盤を強化するため、キリンビバレッジがヤクルトの発行済み株式数の1.40%にあたる株式を約50億円で取得。ヤクルトもキリンの同0.44%に当たる株式を約45億円で、キリンビバレッジの同0.36%に当たる株式を約5億円で取得した。3社は販売ルートを互いに活用して販路を拡大し、共同事業会社の設立も視野に提携を進める。

 キリンは「“食と健康”という目指すものは同じであるし、ヤクルトレディーという独自の販売ルートを持っているので、いろいろな事業展開が考えられる」とし、キリンビバレッジは「ヤクルトは乳酸菌の商品などで強い。3社の強みをさらに発展させていければ」とコメント。ヤクルトは「キリンからは商品開発などのノウハウを得たい」と話している。【了】

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