【ファンキー通信】超巨大ラジコンを大人買い

写真拡大

 男子諸君なら、誰もが少年時代に夢中になったであろうラジコン。自分の意のままに車を走らせるのが、とにかく楽しかった。でもさすがに大人になった今も、ラジコンで遊んでいるという人は少ないだろう。

 しかし、そんな大人たちの眠った少年心を、大いにくすぐるラジコンを発見した。それが巨大ラジコンだ。文字通り、これがとにかくデカイ! バカデカイのだ! 1/4サイズのF1タイプは、全長が1mを超え、1/5サイズのレーシングRCサイズでも、全長約90cm。重量は10kg近くにもなるのだ。

 もちろん図体がデカイだけじゃない。重量の割には(オモチャらしく)電池で動くので、普通サイズのラジコンには俊敏さでは負けるが、その分、驚くほど精巧に作られているのだ。例えば1/5レーシングRCを例に取ると、内装やエンジンルームもリアルに再現されていて、ハンドルや座席はもちろんのこと、アクセル・ブレーキ・クラッチなどペダルまでしっかりと付いている。

 さらにキーを差し込んで始動させる仕組みになっていたり、電源が入ると後部座席にある大きなスピーカーからエンジン音が鳴り出すなど、細部へのこだわりもたまらない。しかもエンジンのピストンまで動き出すとか。そんな超リアルな巨大ラジコンの気になるお値段は意外にも手ごろで、1〜2万円で買えてしまうのだ。

 しかし、なぜこんなにもデカイのだろうか。輸入販売を手がける有限会社ウイッチの高畠さんに尋ねてみた。「中国から仕入れているのですが、アメリカ向けの商品のようです。アメリカ人って『大きければ大きいほど良い』、そんな発想があるんじゃないですかね」。

 確かに大きな家が多いアメリカなら、こんな巨大サイズでも問題なさそうだ。しかし、住宅事情が違う日本でも大きな反響があり、入荷してもすぐに品切れになってしまうとか。子どもへのプレゼントのつもりが、気がつけば親のほうが夢中になるのだろう。

 自分で走らせて楽しむのも良し、プレゼントとして友だちに送りつけてみても良し(迷惑がられるだろうが)。とにかく一見の価値ありだ。(文/verb)

取材協力:有限会社ウイッチ http://www.rakuten.co.jp/wich/

livedoor デパート 1/6「スーパーカーラジコン」