日産自動車<7201>は４日、オマーンの首都マスカットに、同社で世界最大規模のショールームをオープンした。

　同ショールームの敷地面積は3367平方メートルで、ショールーム内には25台を超える車を展示できる。日産、インフィニティ（日産高級車ブランド）両ブランドの車を展示するほか、メンテナンス、アフターケアの窓口などの付帯設備を併設し、最高品質のサービスを提供する。

　オープニングセレモニーにはオマーン王室関係者など約1000人を招待。カルロス・ゴーン社長は「今回新設されたショールームは、日産およびインフィニティブランドのモデルを展示するオマーンで最高の場所。今後も、中東全域に販売ネットワークを拡充し、グローバル展開する両ブランドの最新商品を中東のお客さまに提供していく」とあいさつした。

　同社は04年12月より、中東マーケットを北米に次ぐ２番目の市場として捉え、インフィニティ・ブランド、「Ｇ35セダン」（日本名スカイライン）、フルサイズＳＵＶ「ＱＸ56」などを含む10車種を次々と投入してきた。同ショールームのオープンを機に、日産、インフィニティ両ブランドの展開を加速し、更なる成長を目指す。【了】

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