電子回路や、その製造機械などの最新技術を紹介する「JPCAショー 2005 国際電子回路産業展」(社団法人日本プリント回路工業会主催)が、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催されている。3日まで。

 今回で35回を数える同産業展には532社(同時開催の「最先端実装技術・パッケージ展」を含む)が出展、初日の1日は3万1396人(同)が来場した。韓国や台湾を中心に外国企業の出展も多く、海外からの見学者も目立った。

 松下溶接システムのブースでは、半導体レーザーを光源にしたはんだ付け機を展示。直径0.3ミリなど糸状のはんだを使用し、レーザーを当ててはんだ付けを行うため、細かい作業が可能になる。また、使用するはんだが常に一定になり、品質も安定するという。担当者は「やわらかい糸状のはんだを、一定量送給する技術が難しい」と話していた。【了】