セミナーで会社の説明を行う八鍬社長(撮影:比嘉杏里)

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競技生活を中心に仕事をしたいと考えるスポーツ選手に特化した、人材サービスの新会社が30日、東京都千代田区大手町の東京本社で「アスリートのためのビジネスマナーセミナー」を開いた。学生や社会人など、サッカーやアイスホッケーのスポーツ選手ら約40人が参加した。

 開催したのは6月1日に営業を開始するパソナスポーツメイト。八鍬(やくわ)美由紀社長は「キャリアの転換期は誰にでも訪れるのに、スポーツ選手にはこれまで相談する場所がなかった。われわれは選手の現役時代から引退後まで、トータルキャリアの支援をしていきたい」とあいさつした。
 
 参加者は会社概要の説明を受けた後、あいさつや身だしなみなどビジネスマナーについての講習を受け、自己紹介や名刺交換の仕方を練習。参加者の1人で、アメリカン・フットボール選手の20代の男性は「非常に楽しかった。自分たち選手も、仕事のことを考えていかないといけないと思う」と語った。同社では「スポーツ選手には鍛えられた集中力や瞬発力、精神力がある。これらのメンタルスキルは、職場の活性化、リーダーシップにつながり、企業にとってもメリット。ポジティブな面をアピールしていきたい」と意欲を見せている。【了】