翌27日発売の3代目ステップワゴンと福井ホンダ社長(撮影:吉川忠行)

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ホンダ<7267>は26日、ミニバン『ステップワゴン』の3代目となる新型を翌27日に発売すると発表した。

 エンジンは低燃費とクリーン性能を重視した「DOHC i─VTECエンジン」を搭載し、排気量は2リットルと2.4リットルの2種類を設定した。税込み価格は2リットルエンジン搭載で199万5000円から271万8000円、2.4リットルで255万1500円(FF)と281万4000円(4WD)。

 旧型より60ミリ低床化、75ミリ低重心化し、セダン感覚の走行安定性や乗り心地を実現したという。座席の2列目、3列目部分には、ミニバン初となるフローリングフロアを採用、上部には紫外線を抑えるガラスを使用したトップライトルーフを備え、リビングルームのような居心地の良さを演出した。国内の月販目標台数は8000台。

 同車は、売れ筋の2リットルエンジンモデルの価格を旧型と同じ値段に据え置き。都内で同日行われた発表会で、福井威夫社長は「現在『ステップワゴン』に乗っている70万人以上のお客様に魅力を感じていただいて、是非乗りかえてもらいたいという思いの表れ」と話した。競争が激化している国内ミニバン市場では、今週始めに三菱自動車が『グランディス・スポーツギア』を発表、月末には日産自動車の新型『セレナ』の発表が控えており、ホンダとしては「顧客維持」を基本に、ユーザの上積みを狙う。【了】

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