メジャー公式球が、松坂のスライダーの切れ味を鈍らせた? レッドソックスの地元紙「ボストン・グローブ」は、17日付けで、「日本に比べて、メジャーの公式球は滑りやすく、松坂大輔投手のスライダーは、西武時代に比べて切れ味が鈍くなったと、先週NHKが日本で放送した」と報じた。マリナーズ戦で3失点した松坂のスライダーは、同番組の映像で詳しく分析され、西武時代のスライダーよりもシャープさが劣っていると指摘されたという。同記事は、ファレル投手コーチにその真相解明を迫ったもの。同コーチはインタビューに答えて「ボールの違いがあるのは、確か。サイズも日本の方がわずかに小さいし、メジャーの方は縫い目が高い。手触りも違う。でも、カンサスシティでのロイヤルズ戦に比べて、第2戦のマリナーズ戦は体の開きが速かったから、初戦や春季キャンプに比べて、球のシャープさがなかったと思う。寒さで握りが甘くなったことも関係している、とも指摘。「日米のボールの違いが関係しているとは思わない。色々な要素が重なっていると思う」と、答えている。【USA通信】