東京大学の河岡義裕教授・渡邉登喜子特任准教授らによる研究グループは、インフルエンザウイルスの増殖に関わる約300個の宿主タンパク質を明らかにした。これまでのインフルエンザに対する抗ウイルス薬は、ウイルスのタンパク質に作用するため、ウイルスの変異によって薬が効かなくなることがあった。そのため、宿主側のタンパク質に作用してウイルスの増殖を抑える薬の開発が期待されているが、インフルエンザウイルスの増殖