映画「47RONIN」のモチーフにもなっている『忠臣蔵』。主君・浅野内匠頭(たくみのかみ)の仇討(あだうち)のため、吉良家を襲撃した47人の赤穂浪士たちは、忠義を重んじる武士のかがみとして描かれているが、史実とはちょっと違う。浅野家が取り潰され、行き場をなくしてしまった武士たちは、いま風にいえば、会社が倒産し、途方に暮れている従業員たちに等しい。そこで、注目を浴びれば再就職も楽になるだろうと考え、「就職活動」