うれしい誤算のメディアファクトリー、楽観的過ぎた東映、というところか。大泉洋がいま再ブームだ。出版、映画部門で彼の作品がたて続けに話題になっている。まず、エッセイ『僕が綴った16年』(メディアファクトリー)の発行部数が15万部を突破した。初版8万部を用意した4月19日の発売から10日間で7万部を上乗せした。わずか1カ月で累計発行部数15万部はクリーンヒットである。なにしろ、当の大泉は苦労したわけでもない。