野田佳彦首相は2012年9月9日、ロシアのウラジオストクで行われているアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議開始直前、中国の胡錦濤国家主席と約15分間の立ち話を行った。日本政府が尖閣諸島の国有化を表明してから両国の首脳が言葉を交わすのは初めて。野田首相は9月7日に雲南省で起きた地震の被害に対してお見舞いの言葉を述べたほか、両首脳は、これ以上日中関係が悪化しないようにする必要性を確認したものとみられる。