理化学研究所(理研)は8月20日、大腸の「腸管神経系」の基となる細胞集団を同定し、この集団がどのように小腸から大腸へ移動して腸管神経系を形成するかを突き止めたと発表した。これにより、先天的に腸管神経系が形成されない「ヒルシュスプルング病」の発症メカニズムの解明にもつながるとしている。成果は、理研 発生・再生科学総合研究センター 神経分化・再生研究室の榎本秀樹研究室長らの研究グループによるもの。研究の詳細