風呂屋やプールに行けないロンドン五輪を控えた大事な時期に、まさか信頼していた父親に足を引っ張られるとは想定外だったことだろう。そんな状況下でも、理沙子は歯を食いしばって、今はメダル獲りに向かって邁進している。アマチュアスポーツ担当記者は理沙子をこう評する。「大学では学業と練習漬けで、ショッピングを楽しんで着飾ったりお化粧をしたりという時間もない多忙な毎日です。だから今風のあか抜けた雰囲気はない