「九州の有明海沿岸には、『若者の尻の穴』を食べる食文化がある」。このように切り出せば、たちまちネット掲示板などは話題になるかもしれない。しかし残念(?)ながら、現地で実際に食されているのは人間のそれではなく、干潟に生息するイソギンチャクである。標準和名・イシワケイソギンチャク。有明海沿岸での方言名は「ワケノシンノス」。この「ワケノシンノス」を標準語に訳せば、「若い者の尻の穴」になるから恐ろしい。地元