湯浅氏の内閣府参与辞任の挨拶を読んでみて、色々と考えさせられてしまった。長文だが、一読の価値はある。文中、何度も何度も「日本型雇用、日本型福祉社会」という言葉が繰り返されるが、彼の問題意識は、以下の部分に集約されている。すでに数多くの指摘がなされていますが、私も現在の状況を、大きくは、高度経済成長期以降の「日本型雇用、日本型福祉社会の崩壊過程」と捉えています。具体的には、現役世代は家族と企業で支え