本年、2011年5月初旬に北ドイツのハンブルグを中心にベロ毒素(志賀毒素とも呼ばれる)産生大腸菌(VTEC)による食中毒が発生した(この種の大腸菌で最も有名な菌はO157である)。ハンブルグで開催されたフェスティバルに国内外から150万人の観光客が集まり、その中から発生したため、希に見る食中毒大事件となった。残念ながら日本の報道機関は、またもや十分な情報を国内に提供していない。 結論からいうと、最終的に4000