福島第一原発の事故から3か月あまりが経ち、メディアが報道する内容も原発の状況から、事故そのものの責任論や補償に関することにシフトしてきたように見えます。このような状況で徐々に浮かび上がってきているのが、国や東京電力の危機管理の甘さや隠ぺい体質。しかし、原発の現場で働く作業員や技術者たちにとっては今回の事故が起こる前から、これらの体質は織り込み済みだったようです。佐藤栄佐久・前福島県知事の著書