小選挙区間の「1票の格差」が最大2.30倍だった2009年8月の衆院選を「違憲状態」と判断した最高裁大法廷の判決(2011年3月23日)を受け、国会は大幅な区割りの見直しをすすめることになる。ただ、今回の判決が「格差の主要因」と述べた区割り基準の「1人別枠方式」について、廃止には抵抗も強い。    東日本大震災の「被災地の声」を錦の御旗に反対する向きもあり、順調に作業が進む