政権交代があってもなくても、政治は混沌。経済も先行きが見えない。・・・・・・ふと身近なところを見渡しても、バカばっかし。などと偉そうに言っている私もまた大バカ野郎である。(p3)そんな厳しい言葉から始まる『バカの正体』(角川書店/刊)は、演出家やタレントとして活躍するテリー伊藤さんが、“バカばかり”の人間社会に一石を投じた一冊だ。ラーメン屋で並ぶバカ、「逆に」と言いたがるバカ、人脈作りに励むバカ