医療には「保険がきく」ものと「保険がきかない」ものがあります。ひとつの病気の治療に、保険診療と自由診療の医療サービスを併用するものを「混合診療」とよびますが、わが国では禁止されています。そのため、保険のきかない治療を受けるときには、検査や診察料など本来は保険がきく部分も含めてすべてが自由診療扱いとなり、全額自己負担しなければなりません。このことを「混合診療の禁止」といいますが、これには問題がある