米国第4位の証券会社、リーマン・ブラザーズが経営破たんした影響で、世界的な金融不安が広がりつつある。ニューヨーク株式市場が2001年の同時多発テロ直後以来の下げ幅を記録し、これを受けてアジア諸国の市場も急落している。新聞やテレビはこのニュースを最大級の扱いで取り上げ、「次はどこに波及するのか」といった視点で報じるメディアも登場するなど、「世界的金融危機」の始まりとしてとらえている。