工学などの役に立つ技術を志向する実用研究が岐路にある。国は産学連携の大型化や組織化を推進する。大学などが技術を開発してからユーザーを探すのではなく、産業界と技術課題を整理してから技術を戦略的に開発していくことで成功率を上げる。技術マーケティングの機能強化が求められている。化学では産学連携で成功してきた研究者が少なくない。その研究姿勢から連携のあり方を探る。(文=小寺貴之)かつては“悪”「企業と