平成の30年余ではJR福知山線脱線事故や信楽高原鉄道事故など、多数の死者を出す列車事故が相次いだ。新幹線の車内では、凶器を持った男に襲われ乗客が殺害される事件も発生した。1951(昭和26)年から63年の「国鉄戦後5大事故」(青函連絡船・洞爺丸沈没などを含む)のように、死者100人を超える事故が多発した時代に比べれば、重大事故は減ったかも知れない。しかし、安全最優先の列車運行において、事故は本来、絶対にあっては