貿易戦争に絡む米国と中国のその場しのぎの妥協の危うさを、金融・資本市場は見抜いているようだ。米国の発表によれば、12月1日にアルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれたG20サミット(20カ国・地域首脳会議)後の米中首脳会議で、2月末までの90日間を期限として、(1)技術移転の強要、(2)知的財産権の保護強化、(3)非関税障壁、(4)サイバー攻撃、(5)サービス・農業の5分野について協議を開始することで米中は合意