斉藤章佳(精神保健福祉士、社会福祉士)「痴漢常習者の中には、より難易度の高い環境で問題行動を成功させることに達成感や優越感を抱き、さらに耽溺(たんでき)していく人がいる」。これは、ある痴漢常習者、いわゆる痴漢依存症当事者の発言である。確かに、多くの痴漢依存症者と関わっていると、この発想にはうなずけるところもある。依存症の分類の中でも、その行為に耽溺する「行為依存(プロセス依存)」のメカニズムを