韓国の男性音楽グループBTS(防弾少年団)が、ナチスのマーク入りの帽子をかぶっていたとして、SNSで炎上し、謝罪に追い込まれた。この騒動を「歴史を知らない世代の軽率な行動」とだけで片づけてはいけない。近現代史研究家の辻田真佐憲氏は「SNSでのバッシングこそ時にファシズム的だ。“ナチス風”が繰り返し模倣される理由を考えるべきではないか」と指摘する――。韓国の男性音楽グループBTS(防弾少年団)(写真=AFP/時事