11月30日、英国の裁判所は、乗務前の過剰飲酒により10月にロンドン・ヒースロー空港で逮捕・拘束された日本航空(JAL)の副操縦士に対し、禁錮10カ月の実刑判決を言い渡しました。今日はこの「JAL副操縦士・飲酒事件」をケースとして、現代におけるインフラの安全マネジメントやコンプライアンス強化について考えてみたいと思います。まず同事件の顛末について振り返っておきましょう。副操縦士は乗務前日に、ホテルのラウン