「パナソニックは暮らしアップデート業」―。家電以外の事業が広がった結果、見えにくくなった企業像について、津賀一宏社長が自問自答を重ねてたどり着いた答えだ。家電から住宅、業務用機器、自動車部品まで、世界で最も幅広いとされる事業領域を生かし、社会変化を支える企業を目指す。ただ、電機業界では、日立製作所やソニーのように事業の選択と集中を進めた企業の業績回復が目立つ。津賀社長が描くパナソニックの次の成長