拮抗したゲームをひとつずつ制しながら、勝ち星を重ねていった。ひとつとして楽に勝てたゲームはなかったと、宮本恒靖は振り返る。そのなかで、指揮官が初めて“残留”への手応えを実感できた瞬間があったという。当時首位に立っていたサンフレッチェ広島とのホームゲーム。9月29日、ファン・ウィジョの84分の劇的弾で1-0勝利を収めた第28節だ。「あの広島戦の後半ですかね。選手たちの表情が自信に満ち溢れているのを見て