医薬品卸が変革を急いでいる。主要4社の2019年3月期連結決算は、3社が営業減益となる見通し。各社の主力とする医療用医薬品卸売事業の収益性が、薬価改定や後発薬の普及などで圧迫されることが要因だ。対策として各社は収益源の多様化を進めてきており、将来のM&A(合併・買収)の可能性を予感させる業務提携案件も出ている。合従連衡へ踏み切るか否かにかかわらず、供給網の強化には継続して取り組む必要があり、幅広