原田社長と原田専務(写真:山陽製紙)8月6日、被爆地・広島は73回目の原爆忌を迎えました。今回取り上げる山陽製紙は、その前身が広島にあり、本社が爆心地から数キロしか離れていませんでした。紙製品の卸をしていた会社は一瞬のうちに瓦礫の山と化し、創業者の原田楽一(らくいち)氏は焼け跡に立ちすくみ、「身を粉にして築いたものが、なんとあっけない」と茫然としたと言います。しかし、持ち前の負けん気で、今日が山陽の創