素材各社は中国・寧徳時代新能源科技(CATL)への関心を強めている。世界の車載用リチウムイオン二次電池市場でパナソニックを抜き世界首位に躍り出たとされ、電池部材を手がける各社も無視できない存在だ。欧州市場に弱い日本勢にとって欧州自動車大手と相次ぎ供給契約を結ぶCATLの“ヨーロッパ・コネクション”も魅力的。一方で、CATLに対しては毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばし、付き合いをためらう会社も少なく