バナナは「皮ごと」食べる時代へ――。種苗の研究開発を行う「ともいきBIO」(福岡県北九州市)は2018年3月、特殊な農法で作られた国産バナナ「ともいきバナナ」を発売した。無農薬、収穫まで通常の半分の期間ともいきバナナは、同社が開発した「凍結解凍覚醒法」により誕生した。バナナの種子をマイナス60度に凍結、解凍し負荷を与えることで、さまざまな利点が生まれた。バナナの産地の多くは熱帯の地域だが、耐寒性が向上したこ