近くにいるからこそ気づきにくいのが家族の愛。困難や苦労を共に乗り越えたからこそある心温まるエピソード。35才の会社員の女性がそんな思い出を語ってくれた。***「もう見舞いに来ないでくれ」げっそりとやせ、生気を失った夫は、その意志の固さを示すように、瞳にだけ力を込めて妻である私にそう言ったのです。亡くなる1週間前のことでした。高校・大学とラグビーに励んでいた夫は、見るからに屈強そうで、病弱な