「北米のシカを襲う“ゾンビ病”──異種間でも感染した謎の病気の正体とは」の写真・リンク付きの記事はこちらすべては、ちょっとした歩行の問題から始まる。しかし、時とともに鹿は目に見えて痩せてゆく。集団から孤立し、次第に正常な意識を失う兆候を見せ、最終段階に至る。目的もなくふらついて、うつろな目を宙に向け、口から粘り気のある唾液を垂れ流す。ついには食べられなくなり、飢えて死ぬ。この病気の正式名称は「シカ