6月、アウェイのイラク戦で久保裕也はすり切れていた。本田圭佑を右サイドに配置したため左サイドにまわり、相手のサイドのDF、MFをマークしつつ、ボランチがサイドに顔を出したときも対応していたのだ。前半からオーバーペース気味だったと言えるだろう。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の頭の中には交代策があったのかもしれない。ところが井手口陽介が負傷したため、すべての歯車が狂った。久保は疲労の色を濃く見せながらピッ