不正会計問題から抜け出せない東芝で、事業切り離しが本格化している。パソコン事業では、国内勢との統合案が浮上し、白物家電事業も交渉が進む。再出発への準備は素早く進んでいるが、足元では不正会計が尾を引いている。(「週刊ダイヤモンド」編集部森川 潤)「5年、もしかしたら10年遅いのではないか。国内企業同士が集まるという何度も見たパターンだ」。ある外資メーカー幹部はこう漏らした。東芝が12月7日、パソコン事