今回、紹介する店は銀座でも知る人ぞ知る、間口の狭い店である。 行きたいならば常連に導かれるのが望ましい。料理も接客も上質であることは言うまでもない。閉じていれば手強い扉も、開いてみれば奥には楽園が広がっている。木造3階建てで半世紀以上、この和食店が守る大切なもの『むとう』見慣れた景色が変っていくのは寂