「生駒駅のトイレ入ったらこんなんやったんやけど、大丈夫。。?」

ツイッターユーザーのすわ(@ka_ra2ka_ra)さんは2019年6月29日、衝撃の画像とともにこの一文を投稿した。


ごみ箱に入りきらない大きさ(すわ@ka_ra2ka_raさん提供)

戦艦の模型とおぼしきものが、ゴミ箱に沈んでいる...。発見されたのは近鉄・生駒駅けいはんな線構内の男性用トイレ。置き忘れにしては存在感がありすぎる。家庭ゴミを持ち込むこと自体よろしくないが、こんなに立派な戦艦を捨てるなんて...。きっとのっぴきならない理由があったに違いない。

この捨てられた戦艦をめぐって、ネット上では様々な憶測が飛び交っている。

「盗難品」「夫婦ゲンカの結果」

ツイッターでは戦艦が捨てられた状況について、

「盗難品とかじゃないですかね」
「夫婦ゲンカの結果 かな」
「プラモ好きの人間が『いじめ』ではないですけど塗装中に取り上げられて捨てられた......なんてことはないでしょうか?」

といった推測がされている。大なり小なり、持ち主に何らかのアクシデントが起きた可能性が高そうだ。リプライ欄のなかには、これが大和型戦艦一番艦「大和」ではないかという声も目立っていた。


もったいない

「大和」は第二次世界大戦時に日本で建造された世界最大の戦艦。しかし1945年4月7日、沖縄特攻作戦に向かう途中で米艦載機の攻撃にあい沈没、乗員3332人のうち3056人が命を落とした。

ファンの多い大和だけに、「艦船模型が可哀想」「なんで捨てたんやくれー」と惜しむ声が寄せられている。投稿主によれば、発見したのは投稿時刻(29日19時21分)とほぼ同じ。その後のツイートで「気が回らず駅員にも警察にも届けておりません」と明かしている。

Jタウンネットが7月5日、近畿日本鉄道の広報担当者に取材したところ、

「駅員に話を聞いたところ、ゴミ箱の方に廃棄されておりましたので、通常通りゴミとして廃棄させていただきました」

といった回答が返ってきた。