(台北 10日 中央社)潘文忠教育部長(教育相)は10日、「釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)は国家領土の範囲内にある」との見方を示した。立法院(国会)教育・文化委員会での質疑応答で発言した。

釣魚台列島をめぐり、台湾と日本がそれぞれ領有権を主張しているが、日本の文部科学省が来年度から適用される新学習指導要領で尖閣諸島を日本の固有の領土であると明記することを求めている。

最大野党・国民党所属の陳学聖立法委員(国会議員)はこれを問題視し、政府が最近、対応しなかったことに不満を表明。釣魚台はわれわれのものであることを子供たちに伝えるよう潘部長に求めた。

これを受け、潘部長は釣魚台が国家の領土であるということは9年一貫カリキュラムや教科書に明記されていることは明白であり、長年何ら変更はないと答えた。

(范正祥/編集:荘麗玲)