まるで絵本に出てくるホットケーキのようなビジュアルが堪らない!
美しい厚みに、こんがりキツネ色の焼き目……。頬張るとカリッとした表面の香ばしさと、追いかけるようにふんわり食感が押し寄せる!
今回はそんな理想のホットケーキを提供する『ペドラブランカ』を紹介。こだわり抜いたレシピも公開していただいた!
「ホットケーキセット」(1,200円 ※好きなドリンク1杯とセット)。ほんのり甘みをプラスして練り、ホットケーキの味に合うように調合された自家製バターを使用
極限まで追求されたプレーンな味わい。トッピングはバターのみ
ホットケーキと聞くと、バターにシロップを付けて食べるものと思いがちだが、今回紹介する『ペドラ ブランカ』のトッピングはバターのみだ。
このシンプルな味付けが、同店のホットケーキ最大の特徴。
バターがとろけて焼き目にしっとりしみ込んでいく様子は、食欲を刺激されずにはいられない。
堪らず、ナイフを通そうと、生地に当てるとその柔らかさに驚く。ナイフの重みだけで沈んでいってしまうほどだ。
スタッフとともに店を切り盛りするオーナーの白石さん(写真右)。自身も一児の母であることから、店内は子ども連れに嬉しい配慮が施されている
そんな絶品ホットケーキのレシピを開発したのは新高円寺にある『カフェ カプラ』のオーナーの青柳さんだ。
白石さんの前職であるグラフィックデザイナーの仕事を通して知り合った青柳さんの作るお菓子の味に惚れ込み、自身の店オープン時にレシピ考案を依頼。
その時に大事にしたのが「プレーン、シンプル」であること。
「プレーンなお菓子が好き」というオーナーの白石さんの想いと、青柳さんのお菓子作りの才能が重なり、この美味しいホットケーキが誕生したのだ。
注文が入ったら卵白にきび砂糖を入れて数分混ぜ合わせ、メレンゲを作る
試行錯誤の末に辿り付いたというレシピを公開
今回はそんな美味しいホットケーキの作り方の工程もお教えいただいた。
あのふんわり食感と優しい甘みの秘密も明らかに!
予め卵黄、国産小麦粉、きび砂糖、ベーキングパウダーを混ぜておいた生地種に、メレンゲを入れて混ぜ合わせる
生地が良く混ざったところでセルクルに流し込む
蓋をして15分、生地の様子を見ながら焼いていく。ひっくり返して数分焼く。この時も生地の状態の確認が大切
表面に美しい焼き目が付き、生地がふんわりとしたら完成。あとはバターをのせて、待ちわびるお客さんの元へ届けるのみだ
この店、すべてが女性好みの空間なんです!
しっかりコクのある「ダンディブレンド」(単品は600円。ホットケーキセットは1,200円)
焼き上がりまでは最低でも20分はかかるので、その間は自家焙煎コーヒーや、紅茶を楽しんで。
芳醇な香りと強いコクが楽しめる「アッサム」(単品は600円。ホットケーキセットは1,200円)
今回はホットケーキに合わせるのにおすすめの「ダンディブレンド」と紅茶「アッサム」をセレクト。
全12席の店内。ゆったりとしたソファー席の他、カウンター席も備えるので一人でも利用しやすい
焼ける最大の枚数にも上限があるので、混雑時には待ち時間が長い場合もあるが、ゆったりとした作りの店内は、そんな時間の流れを感じさせず、寛げるのが嬉しい。
店名の『ペドラ ブランカ』とはブラジル・ポルトガル語。ペトラが石、ブランカが白で、オーナーの名字である白石を表現しているという
まるで絵本にでてくるようなホットケーキを味わえる『ペドラ ブランカ』は、下町の雰囲気漂う戸越銀座商店街を数分歩き、一本外れた路地に位置。
知る人ぞ知る隠れ家的な雰囲気もまた、訪れる人を魅了しているのだろう。
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