8月28日発売の「週刊現代」が、バラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)の打ち切りの可能性を報じた。記事によると、出演者のダウンタウン・松本人志と、フジテレビ上層部の間に確執があるという。

「8月20日の同番組にて松本は、上原多香子の不貞騒動について、13日放送分でコメントしたにもかかわらず、オンエアではすべてカットされていたと激怒。さらに『そういうの嫌やからと。触れようやと。触れないと恥ずかしいで』『そこは貫かないと絶対損だし、この番組にとっても良くないし、フジテレビにとっても良くないと思う』と局の体制も痛烈に批判しました。しかしこの発言が、フジ上層部から『いったい、何様なんだ』と怒りを買っており、番組が打ち切りになっても不思議ではない状況だというのです」(テレビ誌記者)

 20日の放送では松本の怒りにプロデューサーが謝罪したことで、コメントのオンエアが実現。しかし番組スタッフは局側と松本の板挟み状態となり、苦しんでいるという。

 そんなフジ上層部と松本の衝突は、今回が初めてではない。

「松本は過去にも、冠番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)が、事前連絡もなく野球中継へ切り替えられたことに激怒。その後、フジとの溝は埋まらず、翌月の97年11月には改編期でもないのに突然、番組が打ち切られました。その松本は最近、『ワイドナショー』が“フェイクニュース”を放送するというミスを犯した際、降板をほのめかす発言をしていますから、今後、何か問題が起きれば、あっさりと放送は終了する可能性があるでしょう」(前出・テレビ誌記者)

 早ければ10月の打ち切りが囁かれている「ワイドナショー」。同番組も「ごっつええ感じ」の二の舞となってしまうのだろうか。