4月8日にリリースされる1stアルバム『剛力彩芽』(Sony Music Records)の初回生産限定盤B Typeが話題を集めている。ジャケットに描かれたのは『キン肉マン』に登場する怪獣「ゴーリキ」をモチーフにした剛力で、トレードマークのショートヘアを取り入れつつも、全身は緑色という吹っ切れっぷり。ゴリ押しの果てにネタ路線に走ったとして、ネット上では驚きが走っている。

 剛力といえば、ビデオリサーチが発表した「タレント別テレビCM露出量」トップ10ランキングにおいて、2013年は1位だったにもかかわらず、14年はランク外に転落。「ゴリ押しが通用しなくなった」と話題になる中で発表された今回のアルバムジャケットには、どんな意味が込められているのか? 芸能記者はこう話す。

「剛力は“性格が良い”という評判もあってか、実はアンチはそう多くない。ネット上でも、なんだかんだ愛されているというか、ネタとして面白がられる傾向が強くなっています。美女として売り出すのは難しく、実力派女優というほどの演技力はない……そんな現状を鑑み、彼女の親しみやすさを今まで以上に打ち出していく方針に固まったのでしょう」

 ネット上での反応を見ると、今回のジャケットも「潔くていい」「笑った」など好意的なコメントが見られる。女優として正統派の評価とはいえないが、CDのセールスによっては、剛力のネタ路線は今後ますます強まっていくかもしれない。

 剛力を筆頭に“オスカーゴリ押し三姉妹”といわれる武井咲や忽那汐里も、出演作の視聴率が振るわないなど期待されるほどの大ブレークに至らないまま数年が経過。所属事務所は異なるが、彼女たちに代わるゴリ押し女優として、いま最も注目されているのが、広瀬すずだ。アイドル評論家・中森明夫も今年のブレーク大本命に挙げており、オリコンが14日に発表した「恋人にしたい女性有名人」ランキングでも、綾瀬はるかや新垣結衣、石原さとみなど、そうそうたるメンバーの間に割って入って9位を記録。順調なように見えるが、業界ではどう受け止められているのか?

「広瀬は去年から今年にかけて、10社以上のCMに出演。またドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ系)でも主演を務め、実力以上の推され方をしているのは間違いない。ただ、父親が病に倒れて家計を助けるためにモデルデビューしたという生い立ちや、剛力とは違う正統派美少女といえるルックスのおかげで、ゴリ押し叩きには至っていません。しかし『学校〜』の平均視聴率は9.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)と予想より低調で、“時期尚早だった”という見方が強い。実力を身に付ける暇もなく押されることで、演技力がないとの烙印を押されてしまい、女優として大成できないのでは……と心配する声もありますね」(同)

 6月には映画『海街diary』の公開も控えている広瀬。売れっ子女優の仲間入りを果たせるのか、あるいは剛力のようにいつかはネタ路線に走らざるを得なくなってしまうのか――。動向に注目が集まりそうだ。
(文=斎藤愛)

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